比熱測定時や熱伝導率測定時に使用している高真空モード(HiVac)に入らなくなった。
原因は、ポンプの問題ではなく真空計の指示値のズレだとわかった。以下はトラブル対応の経緯。
通常、Purge&Seal した状態で圧力は4 torr程度、HiVacモードにすると10min程度で1e-4 torr以下になるが、
Purge&Seal した状態で圧力が10 torr程度、HiVacモードにしても2.5 torr以下に下がらなくなった。
(このまま30min程度続けると、エラーを吐き出し、HiVacモードが停止する。)
はじめはクライオポンプのチャコールが一杯になったのが原因だと考え、
クライオポンプの再生(添付pdf、4.3 Out-of-Dewar Regeneration Procedure)を行ったが、
状況は改善しなかった。
そこで、PPMSの真空計のズレを疑い、他の真空計を使って真空度を確認したところ、
チャンバー内は十分真空引きされており、ポンプの問題ではなく真空計の指示値がずれが原因とわかった。
真空系のズレを真空計の再校正(pdf 2.2.10)を行い直し、以前のように使用できるようになった。
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このトピックはが8年、 10ヶ月前に変更しました。
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