酸素濃度が高いときに、ボックス内の窒素を置換する方法

概要:窒素ボンベからグローブボックス内に窒素ガスをいれ、酸素濃度を下げる。グローブボックス内に、いろいろ物品が入っているので、真空引きができない場合。

1. 窒素の排出口を確保するため、グローブボックス向かって左側面から真空チャンバーにつながっている配管を外し、バルブを空ける。

2. グローブボックスコントロールパネルの、圧力制御値を下のようにする。すると、定期的にガスを導入し続ける。はじめは、循環生成は動かしたままでも良い。酸素濃度をモニターしながらガスを入れ続ける。およそ20〜30分くらいで、下がりはじめるはず。

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酸素濃度計の使い方

酸素濃度系の動かし方〔通常はOFFになっている)

1. コントロールパネルの「データ表示」タブを押す。
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2. 表示パネル右上に「酸素濃度」の項目が有り、その下に「酸素計ポンプ」のボタンがあるので、ON。すると、空圧バルブが開き(「プシュ」と音がする)、ポンプが動く。
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3. 酸素濃度系の本体スイッチをON〔写真はOFFの状態)。
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酸素濃度計のセンサセルは、なかの水が減ってくることがあるので、定期的に確認。なくなった場合は専用の水を補給することになっているが、おそらく超純水でOK。あるいは市販の蒸留水が良いらしい。