シーケンサ電池交換(触媒塔)

触媒塔にもGB本体部と同様のシーケンサが用いられている。

なので電池が消耗すれば交換の必要性がある。

電池が消耗した際にはタッチパネル式コントロール部にシーケンサ異常(GB or ガス精製)の表示がでる。()内の表示に対応して触媒塔または本体部のシーケンサの電池交換が必要。

触媒塔のシーケンサ部はコードの長さがシビアなので、シーケンサの角度や無駄な力が入ると接触不良によるアラームがなるので注意。

電池消耗状態でに電源を切ってしまうとシーケンサのメモリが消失する可能性が高く、ソフトの修正または交換が必要になり、別途技術料をとられてしまうので、電源は切らないように注意する。

本体および触媒塔に関わらず、電池交換後は触媒塔のガス置換が推奨される。

コントロール部の手動操作(循環運転のonoff画面)で真空引き(約-100 kPa)→ガス供給(30 kPa前後)を行う。(ボタン押し続けで作動)

触媒塔についている圧力計で確認しながら行うが、位置関係上、操作と表示確認は一人で行えないので補助役と共に行うこと。

特に、本型番のものは圧力に応じた安全機構がついていないので、加圧のし過ぎに注意すること。

ガス置換後、循環運転開始、循環ファンの起動と露点の改善が見られればOK。

電池交換後もシーケンサ異常が消えない場合、シーケンサのソフト異常の可能性あり。

電池自体はモノタロウで販売されている。1000円弱

FPシグマ用バックアップ電池 型番CR2025

https://www.monotaro.com/p/8592/7737/DSC_0913

シーケンス電池交換

シーケンスの電池を交換。異常は解消された。

ボタン電池そのものは型番CR2025、電池寿命はメーカー曰く約180日。電池が切れるとコントローラにシーケンサ異常と出るが、この状態でグローブボックスの電源を切ってはいけない。電源をつけたまま電池を交換する。

シーケンサ接続部分付の電池はシーケンサの型番から検索すると見つかるらしい。ただし、既に形式が古いので、乾電池タイプのものを推奨される可能性あり

電池交換は研究室で行ってもよい、シーケンサ自体は爪で固定されているタイプなのでドライバー等で爪を外して取り出して交換する。詳細が分からない場合は美和製作所 堀さんにマニュアルを問い合わせることも可能。

補足情報として。

酸素計に用いる水は、メーカー推奨の補充液を使用しなければ、酸素計のセンサー感度が著しく劣化し計測不能になる恐れあり。保証はされないが、和光製の蒸留水でも可。純粋はおすすめできない模様。

水分計が -70度を切った(−60度台)

精製塔用のチラーが止まっていた(ことにより、循環生成装置の水分除去能力が低下?。とくに循環精製運転が止まったりしたわけではない。

チラーは、室温が上がると止まることが有る。夏場は小型扇風機を回して補助する必要あり。

酸素濃度チェック

結論:窒素置換により酸素濃度は十分下がったとおもわれるが、酸素除去に必要なカーボン源が足りず、酸素を除去できていなかった。

8/23 酸素濃度チェック。はじめ500ppm以上であった。

循環装置をとめ、ボックス単体の状態で窒素ガスをいれると、500ppm前後で、現象をはじめたので、実際の濃度が 500ppm前後であったと思われる。

その後、循環装置の真空引き->窒素置換(操作パネルのマニュアルモードで実行)をした後、循環させたが、酸素濃度は変化せず。

イソプロパノールをしみこませたキムワイプを(サイドボックスでかるく真空置換した後)、グローブボックス内に導入。循環装置への吸入口付近においたところ、酸素濃度が減り始めた。

冷却水の温度が70度近くに上昇

朝、冷却水の冷却装置が止まっており、冷却水の温度が70度を超えていた。

原因
チラ—の性質として、
1.室温が35度を超えると冷却水のチラ—の安全装置が働き、冷却機能が停止する。
2.あるいは、通風口がふさがれていても安全装置がはたらき、冷却機能が停止する。

猛暑+室内のエアコンが切られていたため、おそらく、1がおこり、冷却が停止したためと思われる。
また、通風口もかなりの埃がたまっていた。

対策
1.通風口の埃を除去。
2.熱くなった水を交換
3.部屋のエアコンを常時ON。

リークの可能性有り:グローブのしぼみが早い

内部を加圧し、グローブが外に突き出すような状態にした後放置すると 5分くらいでグローブがしぼみはじめるのが分かる。

これはちょっと早い気がする。

一番左側のグローブには、テープで穴をふさいだような跡も有り、どこかからリークしている可能性が高い。

グローブ交換(6/27)。30分、しぼまなかったのでOKか。