冷却水の温度が70度近くに上昇

朝、冷却水の冷却装置が止まっており、冷却水の温度が70度を超えていた。

原因
チラ—の性質として、
1.室温が35度を超えると冷却水のチラ—の安全装置が働き、冷却機能が停止する。
2.あるいは、通風口がふさがれていても安全装置がはたらき、冷却機能が停止する。

猛暑+室内のエアコンが切られていたため、おそらく、1がおこり、冷却が停止したためと思われる。
また、通風口もかなりの埃がたまっていた。

対策
1.通風口の埃を除去。
2.熱くなった水を交換
3.部屋のエアコンを常時ON。

窒素置換

内圧制御機能のパラメーターをいじって、窒素置換をした。

1. 内部ガスの出口として、グローブボックス左側面側、真空チャンバーへのリークラインとして使用しているチューブを外し、二つのバルブ両方を大気への出口とする。

2. 内圧制御パラメーターを下のように変更する(パラメーター名は違っているかも)
調整ターゲット圧力:1.2
  減圧開始圧力:1.5
加圧開始圧力:0.8

3. グローブ部分の金属蓋を閉め、グローブが膨らまないようにする。

4. 内圧自動制御をONにし、窒素ガス供給元のボンベのレギュレータで、グローブボックス内の圧力が 0.6-0.7くらいになる用に調整する。こうすると、つねに2で設定した加圧開始圧力より内圧が低いので、つねにバルブがあいて、ガスが供給される。1のガスの出口がバルブ一つだけだと、簡単に圧力があがってしまうので、二つ使う。

これで30分ほど置換。
=> これでは全然足りない可能性大。推奨はボンベ1本+半分程度。

酸素濃度確認はまた後日。

酸素濃度を減らすには、大気解放後、酸素を追い出す必要がある(循環だけではなくならない)

大気解放後、真空引き、あるいは、窒素ガス置換によって、ある程度酸素濃度を下げないと、循環生成器だけでは酸素濃度を下げきれないらしい。

前回、大気開放した後、置換操作をしていないようなので、これが原因の可能性大。

イソプロパノールをしみこませたキムワイプを内部に設置し、酸素濃度変化を見る→4時間後、変化なし

白金触媒が働くのに、有機物が必要なので、イソプロパノールをしみこませたキムワイプ(ただし、準備室で真空引き後)を内部に導入。様子を見る。

四時間たったが、濃度変化なし。