あくまでも自分が流す第一原理計算 with CP2K ver5.1 での比較だが、計算時間は
物性研システムB 1728 並列 (72 nodes) ≂ 阪大OCTOPUS 768 並列(32 nodes)x 5.5 < 京大CRAY 544 cores (8 nodes)
物性研がこれまで圧倒的に早かったが、OCTOPUSがちょっとだけ抜いてきて、京大CRAYはこの二つより5.5倍ほど遅く、何もしないよりはマシ、というところ。
物性研は、1728 coresはちょっとやりすぎというか、864→1728は1.15倍速程度にしかならないのだが、F36キュー(最大864並列)はかなり混雑しており、待ち時間が長すぎて使い物にならない。多少ポイントは浪費するが、F144キュー(最大3456並列)の1728並列の方が逆に空いていて、シームレスにjobが入る。
OCTOPUSでは、今のところ32 nodesなら切れ目なく投入でき、物性研並みに使える印象。
京大CRAY 544 coresは96万円で最低限保証されるcore数で、それ以上core数を増やすと、切れ目なく投入されるかどうかは混み具合に依存する。すぐ入るときもあるし、1日以上待つときもある。どちらかというとプロパティの1点計算やその他のプログラムを回すのに主に使い、出張中や、雑務or書き物であまり頻回にjob更新をできない時に第一原理MDを少しでも進めておく感じで使う。ただ、ポイント消費制でなく、空いてさえいればjobがいくらでも投入できるのは大きな魅力。最低544 cores、最大4352 coresあれば、一人で使う分にはストレスなく使えるが、今後もし学生が増えたら予算確保できるだろうか…と思うところはないでもない。