サージ電流により内蔵ボードに障害が出ることがあるので注意

クライオスタットのヒーターを制御しているボードが、サージ電流で壊れる(内蔵メモリがクリアされる、ボード上のヒューズが飛ぶ)現象が出ているとのこと。

アースがきちっと取れていないと起こりやすいらしい(我々のは設置してもらっているので大丈夫だと思うが)。

ケーブルの接続は本体電源を切ってから行うこと。

Firmwareアップデート

自動アップデートスクリプトが動かなかったので、松岡さんにやってもらった。
バージョンは後ほど確認

インストールされていたfirmwareが古すぎて自動アップデートスクリプトに対応していなかったことが原因。

普段、使用する箇所については変更点はなし。

card -> device
service -> (何だだったか忘れた)
などオプション的な部分の表記が変わっている。

ニードルバルブの0点調整

流量ゼロにしても、ガスフローがあると思われる時(温度が下がり続ける、しばらく置いておくと、VTIのなかの内圧が上がるなど)は、ニードルバルブのゼロ点調整がずれている可能性がある。

コントローラの電源を切って入れると、モーターをまわしてゼロ点を取り直す動作をする。

結構、頻繁にやったほうが良い。

液体ヘリウム導入後、ニードルバルブを閉じても、VTIをポンピングしていると温度が長時間下がり続ける

 下記症状の考えられる原因は、ニードルバルブが閉まり切っていない(この場合は温度がいつまでたっても昇温しません-ニードルバルブの漏れ具合にもよる)、温度を下げた時に液体ヘリウムの溜まった量が多くこれを減圧してポンピングした場合、かなりの時間温度が下がった状態になります(ヒーターを焚くと液体がガス化するのでサンプル室ポンピング用ポンプの廃棄が一気に増える)。

サンプル室に液体を入れないようにするには5K程度で温調し少しずつ温度を下げていけばガスの状態で冷却できます。

******************************************
松岡秀樹
オックスフォード・インストゥルメンツ㈱
ナノソリューションズ事業部
テクニカルサービスグループ
TEL 03-6732-8966
FAX 03-6732-8938
携帯 09052001328
E-mail hideki.matsuoka@oxinst.com

〒140-0002 東京都品川区東品川3-32-42
ISビル 5階
******************************************

Mercury(マグネットコントローラ)マニュアル、ソフトサンプル

VRM-software-TW2-issue1-20120713

59_UMC0072_01

59_UMC0071_EN_02

Labviewのサンプルプログラム
SimpleMercuryiXXExample

VIs
Mercury iXX

SCPIコマンドリファレンス
List-of-SCPI-commands

USB Driver
OI_Mercury_USB_driver